旅の決算

結局、今回の旅行で、いくらかかったのでしょうか?決済時レートで改めて振り返ってみたいと思います。

<日本で現金払い分>

・パスポート代(大人×2、12歳以上×1、12歳未満×1) 49,000円

・国際免許証(2人分)                 4,700円

りんくうタウンでの駐車場代             2,000円

りんくうタウン関西空港の電車(大人×3、小児×1) 2,600円

<クレジットカード決済分>

エアアジアX往路(4人分:機内食込み)     104,804円

エアアジアX復路(4人分:機内食なし)       69,299円

 

・1泊目のホテル(Metro Hotel@KL Sentral)     4,520円

・2泊目のホテル(My Hotel@Bukit Bintang)     4,696円

・3泊目のホテル(Lot 10 Fun House)          5,323円

・レンタカー(Hertz)                 6,996円

・現地ガソリン代(Petronas)            1,039円

・往路のバス(4人分:KL→Lumut)           3,029円

・復路のバス(4人分:Lumut→KL)           3,050円

・KLIA Ekspres(4人分:KL Sentral→KLIA2)      4,827円

りんくうタウンまでの往復の高速道路代        6,480円

<現地での現金使用分>

・現地両替額 計                 50,000円 

 総合計                      322,363円

ん~、何だかんだと結局30万円を超えてしまいました。

ですが、パスポートは今回の旅行のためだけのものではありませんので、その分を差し引けば273,363円、また現地両替額の全てを使い切ったわけではないですし(マレーシアリンギットのまま残っています)、旅行に行かずに日本にいてもそれなりにお金を使っていたはずなので、まぁだいたい25万円ぐらいで行けたと考えることにします。

国内旅行でも、ホテルで3泊もすれば結構な金額になりますし、やはり海外旅行には海外旅行でしか味わえない面白さがありますので、たまにはこれぐらいの出費をして、海外に出かけるのも良いのではないでしょうか?

今回、せっかくパスポートを作ったので、期限が来るまでにまたどこかへ出かけたいと思います。

最後までドタバタ劇

ルムッからのPlusliner社のバスは、クアラルンプール駅前の停留所を経由してTBSバスステーションに向かうことになっています。道路が渋滞気味なので、TBSバスステーションまでバスに乗るよりもクアラルンプール駅前の停留所で降り、クアラルンプール駅からKTMコミューターとKLIA Ekspresを乗り継いでKLIA2に向かう方が無難と考え、クアラルンプール駅前でバスを降りました。

クアラルンプール駅は、25年前に、宿が取れずに一晩明かした場所でもあるので、ある程度勝手が分かるはずだと思っていました。ところが・・・。

今ではクアラルンプールの中央駅はKL Sentral駅であり、クアラルンプール駅を利用する人は極めて少ないようです。そのため、駅の建物は目の前にあるものの、どこから入ったら良いのか分かりません。バスが着いたのは駅の西側で、裏側にあたるため、表側に回れば改札口が見つかると思い、表側に繋がっていると思われた地下道に入りました。ところが、地下道を出ても改札口が見つかりません。やむを得ないので、KTMに乗るのは諦め、LRTのPasar Seni駅を目指すことにしました。歩き出すと、何か変です?

駅の表側に出たものだと思っていたら、地下道を出たところも駅の裏側(西側)だったようです。なので、むしろPasar Seni駅とは逆の方向に歩いていたのでした。

こうなったら、戻ってKTMとかLRTとかに乗るよりも、このままKL Sentral駅まで歩いてしまった方が早そうです。時間がないので大急ぎでKL Sentral駅方面に歩きます。やがて「KL Sentral駅はこっち」という看板が見つかりました。これにて一安心。

・・・と思っていたのですが・・・。

KL Sentral駅のビルはすぐそこに見えているのですが、その間にある道路(高速道路)をどうやって渡ったら良いのかわかりません。しばらくウロウロすると、MRTのMuzium Negara駅の入口が見つかったので、そこから地下に降りました。Muzium Negara駅とKL Sentral駅は繋がっているはずなので、今度こそ一安心・・・かと思いきや、深夜なので一部の通路が既に閉まっていたのかも知れませんが、KL Sentral駅にはたどり着けません。結局、高速道路を横断し、KL Sentral駅側に出ることはできたものの、KL Sentral駅への入口は見つかりません。

いよいよ時間もやばくなってきました。

ウロウロ探すうちに、ビルの通用口のようなところに入ってしまいました。するとそこに、建設作業員の詰所のような小部屋があるのを見つけました。

不安でしたが、飛行機に乗り遅れるわけにはいきませんので、その中の人に声をかけ、「KL Sentral駅にはどうやって行ったら良いの?」と尋ねました。

すると、中から、「俺はポリスだ。駅に出る通路まで連れて行ってやろう。」と男性が1人出てきました。

警察管とは思えないので、「うさん臭いな~」と思いましたが、このまま飛行機に乗り遅れるわけにはいかないので、覚悟を決めてこの男性について行くことにしました。ビルの中の、従業員しか通らないであろう迷路のような通路をしばらく進み、「これはヤバイかも」と思っていた矢先、この男性はポケットからカギを取り出し、ドアを開けました。

すると、「こんなのがどこにあったの?」というような、広くて新しい(でも誰もいない)通路に出ました。

「ここをこっちに進めばすぐKL Sentral駅だ」と教えてくれ、この男性とはここで別れることになりました。思いっきり疑ってしまってゴメンナサイ。警察官ではなかったと思うのですが、ビルの警備員の方だったのかも知れません。それを、外国人にわかりやすく伝えるために、ちょっと大げさに「ポリス」と言ったのでしょうか?

 まあ、これで、今度こそ大丈夫です。やっとKL Sentral駅に到着しました。時刻は既に23:20です。

KLIA Ekspresは、通しで切符を買うよりも、途中駅でいったん改札を出て買いなおしたほうが安くなる(この場合、KLIA EkspresではなくKLIA Transitという名称の列車に乗ることなりますが)という、空港利用者からは高い運賃を取ってやろうという魂胆が見え見えの交通機関です。なので、時間に余裕があれば、KLIA Transitに乗って途中駅でいったん降りようと思っていたのですが、もうそんなことをやっている場合ではありません。かと言って、所定料金(大人1人55リンギット!)を払うのも悔しいところです。

どうやら、自動券売機でクレジットカード決済で切符を購入すると、多少の割引があるようなので、クレジット決済で切符を購入しました。

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KLIA Ekspresの切符

大人が1人49.5リンギット、子供が1人22.5リンギットになっています。つまり10%の割引です。割引があるのはうれしいけれど、それでも4人合わせて171リンギット(決済時レートで4,827円)・・・。物価の安いマレーシアでこの値段は・・・。一度は乗ってみたかったので今回は乗りましたが、次回また来ることがあれば、他の手段(バスかタクシー)を使ってしまうと思います。

QRコードを改札機にかざして駅に入りますが、誰もいません。列車は既に到着しており、乗り込みましたが車内にも誰もいません。ん?、もしや貸し切り状態か?

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KLIA Ekspresの車内

6両編成の車内をぶらぶら歩いてみましたが、本当にうちの家族4人だけで貸し切りでした(KLIAからKLIA2までの区間では何人か乗り込んで来られましたが)。こんな遅い時間(23:40発)にKLIAに向かう人はあまりいないようです。 

値段が高いだけあって、車内は快適ですし、速度も速いです(KLIA2まで32分)。新幹線ほどのスピードではありませんが、新快速よりは早いと感じましたので、時速は150~160キロぐらいでしょうか?

KLIA2には時間通り0:12に到着しました。飛行機には間に合うと思いますが、まだ晩ご飯を食べていません。また、みやげ物も買えていません。まずは大急ぎでみやげ物を買い(地球の歩き方にも載っていた、“LOT 100”というマンゴーのグミを購入しました。美味しくて数もたくさんあるので、バラマキ土産として最適でした。おススメです)、その後、出国審査などを済ませます。余裕があれば、金正男事件の現場などをじっくり確認しようと思っていたのですが・・・。

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金正男の現場付近?

セキュリティチェックでは、ほぼ何のチェックもされませんでした。「こんなんで大丈夫か?」と思いながら、搭乗口があるサテライトのほうに向かいます。サテライトには何件かレストランがありますが、時間が時間なので、空いている店はほとんどありません。麵の店があったので、ミーゴレンとビールを頼もうと思ったのですが、「もう汁物の麺しか出せない」と言われ断念。ビールも諦め、ラクサ風のラーメンを食べることにしました。

空港内なので仕方ありませんが、費用対効果の観点で、満足度は屋台に遠く及びません・・・。とりあえず、腹を満たせただけでも良しと考えることにします。

で、いよいよ搭乗口に向かいますが、何とここで長い列が!。

出国検査の際のセキュリティチェックがテキトーだったのは、ここでちゃんとしたチェックをするからだったのですね。おそらくここで並んでいる人たちの大半も同じ便に乗る人達なのでしょうから、置いて行かれることはないだろうと思いつつも、時間が迫ってきていたのでやはり少々焦りました。

セキュリティチェックを通り抜け、搭乗口に着いた時には、ちょうど搭乗が始まったところでした。

ちなみに、帰りの便も座席の指定はしませんでしたが、飛行機の最後方(後ろから4列目と5列目)の、通路を挟んだ両側の席となりました。帰りは機内食等を何も頼んでいないので別にバラバラの席でも良かったのですが。座席指定しないと無理やりバラバラの席にされる訳では無いようです(行きの席がバラバラになったのは別に嫌がらせではなかったのでしょうか?)。

これで、マレーシアとはお別れです。最終日には色々とヤキモキさせられ寿命が縮む思いをしましたが、そういう経験も含め、やはり海外旅行は楽しかったです。子供たちにも良い経験をさせられたと思いますし、子供たちも十分楽めたと思います。

マレーシアには、エジプトのピラミッドや中国の万里の長城などのような“超目玉級の観光地”があるわけではありません(と思います)。しかし、「日本人が住みたい国」ナンバー1の座を10年以上もキープしている国だけあって、普通に食事したり、街をさまよったり、滞在していて楽しい国です。お子さんが幼いうちは、より安全・快適なシンガポールとかグアムとかのほうが良いかもしれませんが、小学校高学年以上になれば、それらの国々よりは多少刺激的な(でもインドや中南米などに比べればはるかに安全・快適な)マレーシアでも十分楽しめるのではないでしょうか?

家族旅行の行先として、マレーシアを検討してくれる人が増えたら嬉しいです。

大混雑&大渋滞!

12:00ちょうどにホテルをチェックアウト(レターボックスにキーを入れて鎖錠するだけ)し、港に向かいます。通りでタクシーを止めたら、既にお客さんが乗っていましたが、相乗りで乗車することになりました(みな目的地は港なので)。

港に着くと・・・、すごい人だかりです!!パンコール島に来た時も人が多いなと思いましたが、今日はそれの比ではありません!!

ルムッを15:00に発車するバスを予約してありますが、間に合うのか不安になりました。

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パンコール島の港で大混雑

今回の旅行では、「暑い」と思う場面はほとんどなかったのですが(むしろ海では肌寒いぐらいでした)、この大混雑で、しかも風通しがあまり良くない場所でしたので、この並んでいた数十分間は地獄の暑さでした(せっかくシャワーを浴びてホテルを出てきたのに・・・)。並んでいるのはほぼ全員マレーシア人のようでした。クリスマスはマレーシアでは祝日で、今回はマレーシアの連休にあたってしまったため、このような大混雑になってしまったのだと思います。

ルムッ行きの船も、マリーナアイランド行きの船も、大増発してピストン輸送してくれているので、思ったほどには待たされることもなく、13:30頃にはルムッに到着できました。

そろそろマレーシア料理じゃないものが食べたい、と子供らが言うので、昼食はドミノピザにしました。ここでもWi-Fiが使えるようで、何も言わなくてもパスワードが書かれた紙を出してくれます(ここでも私たちのスマホは使えませんでしたが)。

食事のあと、バスのチケットを引き換えるためにバスターミナルに行きましたが、ここではTBS-BTSバスターミナルのような近代的な発券装置は存在しないようで、係員が予約の紙の一部を破り、残ったほうの紙に「④」と手書きし、これを見せて乗車しなさいと言われました。

ちなみに、バスを予約する際に、Plusliner社とTransnasional社のルムッでの乗車場所は、「Perhentian Bas, Jalan Raja Muda Masa, Lumut」となっていて、他の会社のように「Lumut Bus Terminal」となっていなかったので、バスターミナルとは違うところにバス乗り場があるのかと不安でしたが、Plusliner社もTransnasional社も同じバスターミナルを使用しています。

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ルムッ(Lumut)のバスターミナル

バスはルムッ始発のはずですが、15時を過ぎても来る気配がありません。少々ヤキモキして待っていると、30分ぐらい遅れてバスがやって来ました。

 何と、結局このバスにルムッから乗車したのはうちの家族4人を含めてたったの5人!私たち家族のほかには、若い女性1人だけでした。

あれだけたくさんいた船に乗っていた人たちは、どこに消えてしまったのでしょうか?マレーシアでも、もはやほとんどの人が自家用車を所有しており、旅行は自家用車で行くのが基本になっているようです。

Plusliner社のバスは、行きに乗車したTransnasional社のバスとは違うルートを通ってクアラルンプールに向かいます。Ayer Tawar、Seri Iskandar、Batu Gajahなどを経由するうちに、車内はほぼ満席になってきました。行きとは違うルートなので車窓の風景も違いますし、空調も快適で、良かった良かったと思っていたのですが・・・。

Gopengという街に入ったあたりから、バスが全然動かなくなってきました。高速道路に乗るまでの辛抱かと思っていたのですが、高速に入っても大渋滞!4キロ進むのに30分ぐらいかかってしまう状態です(つまり、平均時速8キロぐらい)。事故か何かかと思っていたのですが、そんな感じでもなく、自然渋滞のようです。クアラルンプールまではまだ150キロ近くあります。このペースでしか進めないとすれば、クアラルンプールでの夕食が不可能になるどころか、帰りの飛行機(12/26 AM2:00発)にも乗れないかも知れません。

焦る私と長男、その横で爆睡の妻と次男・・・。

途中から道路は片側3車線となり、多少流れるようになってきました。ただ、少し調子よく進んだかと思うと、また渋滞で止まってしまいます。このまま、クアラルンプールまで100キロ以上も渋滞なのでしょうか?

バスの運転手さんは、常に最も右側の車線を走ってくれていて、なぜかこの車線だけ比較的進みます。なぜだろうと思って車窓に注目していると、原因が分かりました。

以前の記事に記載したように、マレーシアではサービスエリアの駐車可能台数が圧倒的に少なく、混雑時には日本以上に悲惨な状況です。左側の2車線がほとんど動かないのは、サービスエリアに入ろうとする車が道を塞いでしまっているからでした。

ということで、サービスエリアを通り過ぎると、ある程度まともなスピードで走れるようになります。夕食はあきらめざるを得ないかもしれませんが、飛行機には何とか間に合うかも。とはいえ、このバスもルムッを出てから既に5時間以上経っており、運転手さんか乗客の誰かが「トイレに行きたい」と言うかも知れません。そうなったら絶望的です。皆さん、何とかお願いします・・・と祈るばかり。

結局、誰も「トイレに行きたい」と言い出すこともなく、運転手さんも渋滞を抜けるまで6時間以上休憩なしで走り続けてくれました。感謝感謝。クアラルンプール近郊まで来て、渋滞が落ち着いたところでサービスエリアに入りましたが、渋滞が落ち着いた後なのでタイムロスは20分程度で済みました。夕食は諦めましたが、何とか飛行機には乗れそうです。

(ちなみに、飛行機はAM2:00発ですが、当初のスケジュールではAM1:00発でした。フライトスケジュールが10月頃に変更になり、時刻が繰り下がったため、何とか間に合いましたが、もともとのAM1:00発のままだったら完全にアウトでした。Air AsiaXのスケジュール変更にも感謝感謝です。)

Lot 10 Fun Houseにて

明日(12/25)は、15:00にルムッ(Lumut)を出発するバスに乗ってクアラルンプールに戻るだけです。ということで、今回の旅行中で唯一、明日は早起きしなくても大丈夫な日です。

しかも、ここのホテルは、ありがたいことにチェックアウトは12:00までにすればよいことになっています。朝、ちょっと海に入って泳いでも、ホテルでシャワーを浴びてからクアラルンプールに向かうことができます。これは結構重要なポイントかなと思います。

もともとがリゾートマンションの部屋だと思われるので、部屋は広いですし、家族連れで来るには良いホテルだと思いました。夜間は入れないことになっていますがプールも自由に使えます。チェックイン・チェックアウトの仕方が特殊で、少々戸惑いはありましたが、これで183.09リンギット(予約時レートで4,721円、決済時レートで5,323円)で泊まれるなら大満足です。

晩ご飯を済ませ、ホテルに帰って来たのは21時前でしたが、明日は早起きしなくても大丈夫だと思うとテレビなど見つつウダウダしてしまいます。

テレビをつけ、何か面白そうな番組はないかとチャンネルを切り替えていたところ、面白そうな通販番組が見つかりました。PAK NILさんなるマレーシア人の司会者が、台湾から来た有名シェフ?とともにイタリア製の包丁をセールスするという番組でした。以下の通りツッコミどころが満載で、子供とともに、思わず見入ってしまいました。

・台湾人の有名シェフ?なる人が、そもそも左手中指に包丁で削いでしまったような怪我をしている

  ←本当に有名なシェフなの???

・(包丁の切れ味のよさを見せるためなんでしょうが)まな板の上に缶ジュースを5つほど立てて並べ、その有名台湾人シェフに順番に横切りさせ、それを超スローで何回も再生させている

  ←有名なシェフにそんなことさせる???

  ←そもそも包丁で缶ジュースを切る必要ある???

チャンネルを切り替えてみると、何とそこでもPAK NILさんが別の商品をセールスしています。どちらの番組も、「今この時点までで〇〇人の方が購入されました」というようなことを言っているので、どちらの番組も生放送っぽいのですが、PAK NILさんが同時に2つの番組に出れるわけがないので、少なくともどちらか一方は録画なのでしょう。PAK NILさんは、マレーシアでは相当に人気がある方なのでしょうか?

今回思ったのですが、通販番組って、言葉が理解できなくても相手が伝えようとしている内容は分かるので、語学の勉強をする上ではすごく役に立ちそうです。海外に行ってテレビを見るのであれば、話の流れが理解できないドラマなどを見るよりも、通販番組を見て言葉の使い方などを覚えた方が有意義かも知れないなと思いました。現地の人が何に興味があり、何を欲しいと思っているのかも分かりますし。

翌朝(12/25)は結局8時過ぎまで寝てしまい、その後、朝ご飯に出かけたついでに海で少々泳ぐことにします。朝ご飯は、屋台でナシ・ルマック(nasi lemak)とコーヒーにしました。ナシ・ルマックをまともに食べたのは初めてでしたが、今回の旅行中食べたものの中でベストだったかも知れません。いままで食べる機会がなかったのが残念・・・。

海で遊んでいると、「やっぱりもっと早起きすればよかったなぁ」と後悔の念がこみ上げてきます。熱帯魚はいませんが、それでもやはり南の島の海は気持ちいいです(ただし、“南国の照り付ける太陽”という感じは全くなく、少し肌寒いぐらいでした)。ちなみに、マレー系の人も華人系の人もあまり泳ぎませんので、海で泳いでいるのはうちの家族ぐらいでした(水泳部の長男坊に面白半分でバタフライで泳がせたりしていたので、かなり注目されていたかも)。

11時ごろホテルに戻り、最後にちょっとだけプールに入った後、部屋でシャワーを浴び、服を着替えて12時ちょっと前にチェックアウトしました。通りでワゴンタクシーをつかまえ(相乗りでした)、港まで向かいます。

パンコール島(初日)

パンコール島に到着した後、とりあえず昼ご飯を食べることにします。

ですが、港付近には、思いのほか選択肢はありませんでした。セルフ的なマレーシアの食堂(自分で皿にご飯をよそって、おかずを何品かそれにかけて食べる方式)がありましたので、そこに入り適当に食べることにしました。昼のピーク時を過ぎているので、ほとんどおかずが残っておらず、魚の丸揚げと野菜の煮物みたいなものぐらいしかありませんでした。飲み物は注文を取りに来てくれるようです。普通のジュースを飲んでも面白くないので、ヤシの実を注文しました。ヤシの実はスポーツドリンク的な味わいで美味しいです。

本日(12/24)の宿泊は、Lot 10 Fun Houseというホテル?で、場所はパシール・ボガク(Pasir Bogak)地区です。徒歩ではしんどいので、バイクを借りるかタクシーで行くかのどちらかですが、バイクに乗るには日本で二輪免許を持っていないとダメです(原付ではダメ)。私は中型自動二輪の免許を持っているので、国際免許証でも二輪車乗車可となっていますが、妻は普通免許しか持っていないので、国際免許証では二輪車不可となっています。ということで、バイクを2台借りてバイクで移動するという手段は取れないので、タクシーを利用することになります。タクシーはピンク色のワゴンで、4人ならば広々と乗れます。

10分少々で、Lot 10 Fun Houseに到着です。

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Lot 10 Fun House

写真を見るとプール付きの高級ホテルのように見えますが、いわゆるリゾートマンションの空き部屋を数部屋宿泊施設として活用している、というホテル?です。ホテルにはフロントもなく、自分でレターボックスから部屋の鍵を取り出して部屋に入る、というチェックイン方法です。レターボックスの番号とその鍵の番号を宿泊直前(前日ぐらい)にメールでお知らせしてくれることになっているのですが、私たちの場合はなぜかマレーシアでWi-Fi接続がうまくできず、メールの確認ができなかったので、レターボックスの番号・鍵の番号が分からない状態でこのホテルに来ています。

とりあえずレターボックスがある場所は発見できたので、そこから携帯電話でホテルの管理人に電話をかけます。日本の携帯電話を海外で使う場合には、その国にかける場合でも国番号からかけないとダメという理解をしていたのですが、国番号(マレーシアは60)からかけるとうまくつながらず、国番号無しでかけてみたらすんなり繋がりました。つたない英語のやり取りで何とかレターボックスの番号、鍵の番号を聞き出し、無事に部屋の鍵をゲットすることができました。

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Lot 10 Fun Houseのレターボックス

パンコールに来たらシュノーケルをしたいと思っていたので、着替えた後早速浜辺に向かいます。既に15時半を回っており、今日はシュノーケルツアーに参加するのは無理かなぁと思っていたのですが、パシール・ボガクの浜辺で声をかけられたショップの方によると、「220リンギットでボートをチャーターできる。1人でも4人でも値段は同じ。時間は1時間でも2時間でも良い。色々と見どころを回りながらシュノーケルスポット(ギアム島)に連れて行く。シュノーケルセットは無料で貸す。今からでもすぐに出発できる。」とのこと。「今から2時間後ってまだ明るいの?」と聞くと、「日が暮れるのは19時頃だ。」とのこと。220リンギットなら、日本円で約6,600円ぐらいです。マレーシアに来た最大の目的は海でのシュノーケルですから、このぐらいの金額なら良いか、ということで早速行くことにしました。

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ボートをチャーターして出発!

ボートは、まずパンコール・ラウト島に向かいます。ここは水上コテージがある高級リゾートなので、部外者は入れませんが、ボートは部外者が近づけるギリギリのところまで行ってくれます(こんなに近づいて良いのかというところまで行きます)。庶民的で雑然としたパンコール島(本島)とは別世界で、落ち着いた雰囲気です。

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パンコール・ラウト島の水上コテージ

その後、めずらしい岩などを巡りながら、シュノーケルスポットであるギアム島に到着します。「何時間後に迎えに来たら良いか?」と聞かれ、「1時間半後にお願いします。」と答え、ボートの運転手と一旦別れます。いよいよシュノーケル開始です。

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対岸のテロク・ニパー(ボートから)

25年ほど前に行ったティオマン島(同じマレーシア)でものすごい数の熱帯魚やウニ、ナマコを見た経験があったので、かなり期待していたのですが、残念ながらそれほど魚は多くありませんでした。しかも、いる魚はなぜかみなフナやアジのような感じの地味な色合いの魚・・・、なぜ南国なのにカラフルな魚がいない??

人も多いし、魚は地味だし、波が強くなってきて水が濁ってきたし、結構肌寒いし・・・1時間で十分だったかなぁと思いつつ、迎えのボートを待ちます。

ボートでパシール・ボガクに戻り、ホテルで着替えた後、夕日見学&晩ご飯を食べに再びパシール・ボガクの浜辺に繰り出します。

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パシール・ボガクの夕日

南国の夕日はやはりきれいです。海に浮かぶボートと相まって、とてもいい感じです。

夕日が沈んでから、晩ご飯を食べに行きますが、海鮮料理系の高級な店は開いているものの、庶民的な店は既に閉まりかけている感じで、なかなか入るべき店が見つかりません。サテーが食べれてビールが飲めれば満足なのですが・・・。

とりあえずマレーシア料理系と思われる店に入ってみたのですが、意外にも(観光地にも関わらず)結構リアルなマレー系の店で、アルコール類は全くありません。また、従業員(中学生ぐらいの女の子)も、英語が通じない感じです。ビールはあきらめてナシゴレンとコーヒーを頼みました。

旅行に行く前に、diqさんという方のyoutubeでマレーシア語を多少勉強していたのですが、この店で下の子のために辛くない料理を注文する際に大いに役に立ちました。diqさんありがとうございます。

※マレーシアの人たちは、たいていの場合私たちより英語ができるので、マレーシア語を使う機会はなかなかありません。今回の旅行で、あいさつ(Terima kasihなど)以外でマレーシア語を使ったのは、この店での注文と、駅などでトイレの場所を聞く「Di mana tandas?」だけでした。

クアラルンプールからパンコール島へ

12月24日(日曜日)、今日はクアラルンプールを離れパンコール島へ向かいます。

TBS(Terminal Bersepadu Selatan:南の統合されたターミナルという意味のようです)を8:20に出発するバスを予約してあり、出発の30分前にはカウンターに来るように予約表に書いてあるので、今日も早起きです・・・。6時には起床し、6:30前にはチェックアウトして徒歩でHang Tua駅に徒歩で向かいます。Hang Tua駅からTBSがあるBandar Tasik Selatan(略称BTS:南の湖の都市という意味のようです)駅まではLRT(Sri Petaling Line)で6駅なのですが、LRTには時刻表がないので何時の列車に乗れば何時に着くのかということが全く分かりません。時間に余裕をもって適当に駅に行ったのですが、ちょうどBTS駅方面行きの列車が発車した直後だったようで、次に来た列車はAmpang方面行きだったりして、結局15分ぐらいホームで待つことになりました。

だいぶ余裕をもって出たつもりだったのですが、結局BTS駅に着いたのが7:25頃、TBSのチケットカウンター付近に着いたのは7:35頃となってしまいました。TBSでゆっくりと朝ごはんを食べるつもりだったのですが・・・。

予約しているバスはTransnasional社のバスなので、Transnasional社のカウンターを探すのですが、どこにも見当たりません。時間が無くなって来たのでチケット売り場の窓口に行き、予約表を見せてどこに行ったら良いか聞いてみることにしました。すると、「あなたは緑色の窓口に行きなさい」とのこと。TBSではチケットカウンターは全社共通になっているようで、チケットを購入する人は赤色の窓口、予約済のチケットを引き換える人は緑色の窓口に行くということになっているようです。

教えられたとおりに緑色の窓口に行き、無事にチケットを受け取ることができました。4人分の予約をしてあったのですが、発券機では1枚ごとにチケットを切り分けるということをしないようで、4人分のチケットが1枚の長い紙で出てきて、窓口のお姉さんが指でちぎるという形でした。ということで、写真のように、切れ端が美しくない残念なチケットになってしまいました。

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TBSで発券されたチケット

ちなみに、窓口は全体で(緑色と赤色を合わせて)50~60箇所ぐらいあったと思いますが、窓口に座っているのは私が見た限り全員頭巾をかぶったマレー系のお姉さんでした。全社共通の窓口ということですから、ここの従業員は公務員なのでしょうか。それでブミプトラ政策によって全員マレー系を採用しているのかな、と思ったりしました(真偽は知りません)。

結局、既に7:50を過ぎ、また発車10分前には乗車口に行け(乗車フロアに降りるエスカレーター前にある自動改札を通れ)ということなので、残された時間は20分もありません。ですがルムッ(Lumut)までは4時間以上かかるはずなので、何としてもここで朝ごはんを食べておきたいところです。

ということで、あわててNasi Kandarの店に入り、ご飯もの(ナシゴレン的なもの)を何種類か皿によそってレジを済ませ(1人8リンギット程度でした)、大急ぎで掻き込みます。ゆっくり味わっている余裕がなくて残念でしたが、美味しかったです。

バスは10分程度の遅れでやってきました。立派なバスではありましたが・・・、何せ寒い!!途中で太陽がギンギンに照り付けても車内が暑くならないように、最初から冷房をガンガンに効かせているのでしょうけど、いくら何でも寒すぎです。しかも(あるだろうと思っていた)トイレがこのバスには付いていません。このまま体が冷え続けたら、途中でトイレに行きたくなってしまうかも。私たちは荷物を全部車内に持ち込んでいたので、荷物の一番下に詰め込んでいたダウンジャケットを取り出すことができましたが・・・。まさかマレーシアでダウンジャケットを着ることになるとは思いませんでした。

バスはルムッ(Lumut)行きですが、途中Teluk Intan、Seri Manjungという町にも立ち寄ります。むしろこれらの町で下車する人の方が多く、Lumutまで乗っていたのはうちの家族4人と5人組ぐらいのもう1グループだけでした。「みんなあんまりパンコールに行かないんだ」とこの時点では思っていました・・・。

バスは13:15頃ルムッに到着しました。そこから船乗り場のほうに行くと、どこからどうやって来たのか知りませんが、えらい人だかりです。人が多すぎてどこがチケット売り場なのか気づかなかったぐらいです(港の外にチケット売り場はありました)。

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船のチケット(往復利用する)

船代は、往復大人1人14リンギット、子供1人5リンギットです。2社(3社?)の窓口があるような感じでしたが、どれでも来た船に乗れば良いような感じです。一応時刻表はあるのですが、この日は乗客が多くて混雑しているので、ピストン輸送で次から次に船を出航させている感じでした。ルムッで昼ご飯を食べるつもりだったのですが、このような状況なので、とりあえず早くパンコール島に渡ることにしました。結局、14:00頃の船でパンコールに向けて出発しました。

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ルムッ⇔パンコール間の船

 

Bukit Bintang周辺で

クアラガンダーからの帰り道は、行きほどには混んでおらず、2時間程度で帰ってくることができました。途中でTouch'n Goの残額が少なくなり、どこかでチャージ(リロード)しないといけなかったのですが、有料道路の料金所で、Touch'n Goをタッチさせる前に係員さんに申し出たらチャージ(リロード)することができました。結局、往復で有料道路代は約40リンギットぐらいになったようです。

また、帰り道の途中で、あらかじめGoogle mapで場所を調べておいたガソリンスタンド(ShellとPetronasのガソリンスタンドが並んでいましたが、折角のマレーシアなのでPetronasのほうにしました)でガソリンを入れました。日本で発行されたマスターカードで問題なく支払いができました。だいたい280キロぐらい走って、入ったガソリンが16.197リットル、36.77リンギット(決済時レートで1,039円)でした。さすが産油国!ガソリンが安い!

今夜の宿はMy Hotel@Bukit Bintangです。Hertzの営業所から歩けない距離でもないので、レンタカーを返した後、散策がてら歩いていくことにしました。約15分で到着です。このホテルもキレイなホテルでしたし、こちらから尋ねるまでもなくWi-Fiの使い方を説明してくれます(でも、私たちのスマホの設定の問題か、ここでもなぜか繋がりませんでした・・・)。このホテルでは、昨晩のホテルとは違い、2つのダブルルームを中の扉を開けてつなげた部屋に泊まりました。ということで、トイレやシャワーが2個ずつあるのは良いのですが、中で移動できるとは言ってもやはり別々の部屋という感じがあり、家族4人で盛り上がる?という意味では昨晩のホテルのほうが良かったかなぁと思いました。

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My Hotel@Bukit Bintangのカードキー入れ

ホテルに荷物を置き、Bukit Bintang界隈の散策に向かいます。ここで最低限しなければならないことは、両替をすること(昨晩は空港で1万円分しかしておらず、所持金はわずかですし、明日はパンコール島に行くので両替はここでしておかないとまずい)、明日以降使うはずのサンダルを買うこと、そして晩飯を食べること!

まずはレートの良い両替屋を探しつつ街を散策します。私は目があまり良くないので、長男に「Buyのところに書いてある数字とSellのところに書いてある数字の差が小さい店を見つけたら教えてくれ」と指示。結果、かなりレートの良い店を見つけ出すことができ、1リンギット約27.7円で両替することができました(20,000円両替して722リンギット)。昨晩、KLIA2で両替したときのレートが1リンギット約30.3円(10,000円両替して330リンギット)でしたから、結構バカにならない違いです。やはり空港での両替は最小限にした方が良いようです。

サンダルも購入し(1個10リンギット×4組)、あとは晩飯を食べるだけです。Bukit Bintangでの晩飯となれば、当然アロー通りに行くことになります。以前(15年ぐらい前)にも来たことがありますが、今日もすごく賑わっています。以前より賑わっている感じです。

腹も減っていましたので、通りを北側から入って数軒目の店に入ることにします(入るといっても、テーブルは店先の路上なのですが)。とりあえずビールとサテーがあれば満足です(大人は)。ビール2本、サテー20本、あとは適当に子供のジュースやホッケンミーなどを注文。ビールとサテーの組合せは最高です!こんなにビールに合う料理がありながら、自分たちはビールを飲めないマレー系の人たちにはとても申し訳ない思いがしてしまいます・・・。

通りでは、トレーに入ったドリアン(カット済:ラップをしてあります)を売っています。以前マレーシアに来た時にはこんな風にトレーに入ったドリアンはありませんでした(と思います)。ドリアンを食べようとすれば、1個まるまる買って、その場でお店の人にむいてもらい、全部食べるしかなかったと思います。口に合わなかったら悲劇的です。そう思って、これまでドリアンには手を出せなかったのですが、このような形で売ってくれるならば、ぜひ食べてみたいところです。値段も30リンギット程度であり、十分手が届く範囲内です。

今回こそはドリアンに挑戦しよう、と思いつつ晩飯を食べていたのですが、注文した料理の量が意外に多く、完全に満腹になってしまい、とても今ドリアンを食べれる状態ではなくなってしまいました。

寝る前のデザートに、ということなら食べれたのでしょうが、確かマレーシアのホテルはドリアン持込みを禁止していたはず・・・。明日か明後日にでも食べればいいか、ということで、今晩はあきらめました(結局、翌日以降もドリアンを食べる機会に恵まれず、今回もドリアン挑戦に失敗してしまうのですが・・・)。