エアアジアⅩの機内

出発準備が整ったようで、約30分遅れで、いよいよ搭乗開始です。搭乗待ちの人の列がかなり長くなっていましたが、「12歳以下(未満?)の子連れの乗客は先に搭乗できる」とのことで、並ぶことなく搭乗することができました。

普通の航空会社を利用する時には、「どうせ席はあるんだから並んで早く乗ったってしょうがないやん」と思い、いつも最後のほうで搭乗するのですが、今回、ほかの乗客の方々より早く搭乗できたことは、実は結構意味があることでした。

席は満席ですし、みな極力追加料金がかからないように荷物を機内持ち込みにしているので、最後のほうに搭乗した方は、荷物を入れる場所探しに苦戦されていました。先に搭乗でき、荷物を置けたのはラッキーでした。

さて、座席ですが、エアバスA330の機体に3列ー3列ー3列の9列配置という、やはりあまり広いとは言えないシート。縦も、合計で51列もあるので、前後の間隔も狭く足を伸ばす余裕はありません。

私自身は、多少座席が窮屈でもあまり苦にならないので、値段を考えれば文句はありませんが・・・。

エアアジアXでは、座席指定は有料サービスなので、家族4人の旅行でありながら座席の指定はしませんでした。搭乗日前に事前チェックインをしましたし、子供連れでもあるので、有料で座席指定をしなくても(窓際じゃないにしても)揃いの席は取れるのだろうと考えていたのですが、機内に入って座席に座ろうとすると、なんと座席が離れているということが判明しました。

席は、25G、25K、26G、26Kで、Gというのは真ん中の3列の右側の席、Kというのは右の窓側です。つまり、間にH列の人、J列の人を挟む形で、離れ離れになってしまいました。

機内食を事前予約しており、それぞれ注文したメニューが違うので、各自指定された席に座っておかないと面倒なことになるかなと思いましたが、子供らに聞くと「やっぱり窓際がいい」と言うので、25Kに長男、26Kに次男を座らせ、妻は25G、私は26Gに座ることにしました。

離陸後、通路を挟んだ妻の横の席(25H)に座っておられた中華系マレーシア人と思われる奥さんから、「席を変わらないか?」というお話がありました。身振り手振りを交えながら話を聞くと、なんとそちらの方も4人連れのご家族で、25H、25J、26H、26Jに座っているとのこと。つまり、ウチの家族でその家族を挟み込むような格好になっていたようです。

「お互いに、横1列に座るようにしたらどうか?」というご提案で、こちらとしてもありがたい話ではあったのですが、事前に機内食を注文してしまっているので、それが気がかりでした。その旨伝えると、「それはCAに言えば問題ない。私たちも機内食を頼んでいるから大丈夫。」とのこと。私はCAさんに座席変更した旨をうまく説明する自信はありませんが、あちらの方は英語でもマレーシア語でも大丈夫でしょうから、CAさんにうまく説明していただけるでしょう。ということで、交渉が成立し、私たちの家族は横一列に座ることができました。

気にしていた機内食ですが、私たちと同じように、座席を変わって座っているお客さんが結構多いようで、CAが機内食を配るのにすごく時間がかかっていました。

機内食の種類が10種類以上あるうえに、乗客が決められた座席に座っていないので、CAさんが機内食を配るのは本当に大変そうでした・・・。JALANAなどのCAさんよりはるかに大変なんじゃないかと思います・・・。

機内食は有料ですが、飲み物付きで18~20リンギット(約600円)程度で、空港で何か食べるよりは安いですし、また時間帯的にも夕食の時間帯なので、行きの便では8割方の方が機内食を頼まれていました。

ちなみに乗客は、日本人が2割程度、あとは東南アジア系の方々(中華系の方が大多数)という感じでした。

家族として窓際の席を1席確保できたので、席を変わりながら窓の外の景色を楽しむことができました。夏の大三角とそれを横切る天の川がきれいに見えました。やっぱり、窮屈でも窓際の席はいいですね。