大混雑&大渋滞!

12:00ちょうどにホテルをチェックアウト(レターボックスにキーを入れて鎖錠するだけ)し、港に向かいます。通りでタクシーを止めたら、既にお客さんが乗っていましたが、相乗りで乗車することになりました(みな目的地は港なので)。

港に着くと・・・、すごい人だかりです!!パンコール島に来た時も人が多いなと思いましたが、今日はそれの比ではありません!!

ルムッを15:00に発車するバスを予約してありますが、間に合うのか不安になりました。

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パンコール島の港で大混雑

今回の旅行では、「暑い」と思う場面はほとんどなかったのですが(むしろ海では肌寒いぐらいでした)、この大混雑で、しかも風通しがあまり良くない場所でしたので、この並んでいた数十分間は地獄の暑さでした(せっかくシャワーを浴びてホテルを出てきたのに・・・)。並んでいるのはほぼ全員マレーシア人のようでした。クリスマスはマレーシアでは祝日で、今回はマレーシアの連休にあたってしまったため、このような大混雑になってしまったのだと思います。

ルムッ行きの船も、マリーナアイランド行きの船も、大増発してピストン輸送してくれているので、思ったほどには待たされることもなく、13:30頃にはルムッに到着できました。

そろそろマレーシア料理じゃないものが食べたい、と子供らが言うので、昼食はドミノピザにしました。ここでもWi-Fiが使えるようで、何も言わなくてもパスワードが書かれた紙を出してくれます(ここでも私たちのスマホは使えませんでしたが)。

食事のあと、バスのチケットを引き換えるためにバスターミナルに行きましたが、ここではTBS-BTSバスターミナルのような近代的な発券装置は存在しないようで、係員が予約の紙の一部を破り、残ったほうの紙に「④」と手書きし、これを見せて乗車しなさいと言われました。

ちなみに、バスを予約する際に、Plusliner社とTransnasional社のルムッでの乗車場所は、「Perhentian Bas, Jalan Raja Muda Masa, Lumut」となっていて、他の会社のように「Lumut Bus Terminal」となっていなかったので、バスターミナルとは違うところにバス乗り場があるのかと不安でしたが、Plusliner社もTransnasional社も同じバスターミナルを使用しています。

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ルムッ(Lumut)のバスターミナル

バスはルムッ始発のはずですが、15時を過ぎても来る気配がありません。少々ヤキモキして待っていると、30分ぐらい遅れてバスがやって来ました。

 何と、結局このバスにルムッから乗車したのはうちの家族4人を含めてたったの5人!私たち家族のほかには、若い女性1人だけでした。

あれだけたくさんいた船に乗っていた人たちは、どこに消えてしまったのでしょうか?マレーシアでも、もはやほとんどの人が自家用車を所有しており、旅行は自家用車で行くのが基本になっているようです。

Plusliner社のバスは、行きに乗車したTransnasional社のバスとは違うルートを通ってクアラルンプールに向かいます。Ayer Tawar、Seri Iskandar、Batu Gajahなどを経由するうちに、車内はほぼ満席になってきました。行きとは違うルートなので車窓の風景も違いますし、空調も快適で、良かった良かったと思っていたのですが・・・。

Gopengという街に入ったあたりから、バスが全然動かなくなってきました。高速道路に乗るまでの辛抱かと思っていたのですが、高速に入っても大渋滞!4キロ進むのに30分ぐらいかかってしまう状態です(つまり、平均時速8キロぐらい)。事故か何かかと思っていたのですが、そんな感じでもなく、自然渋滞のようです。クアラルンプールまではまだ150キロ近くあります。このペースでしか進めないとすれば、クアラルンプールでの夕食が不可能になるどころか、帰りの飛行機(12/26 AM2:00発)にも乗れないかも知れません。

焦る私と長男、その横で爆睡の妻と次男・・・。

途中から道路は片側3車線となり、多少流れるようになってきました。ただ、少し調子よく進んだかと思うと、また渋滞で止まってしまいます。このまま、クアラルンプールまで100キロ以上も渋滞なのでしょうか?

バスの運転手さんは、常に最も右側の車線を走ってくれていて、なぜかこの車線だけ比較的進みます。なぜだろうと思って車窓に注目していると、原因が分かりました。

以前の記事に記載したように、マレーシアではサービスエリアの駐車可能台数が圧倒的に少なく、混雑時には日本以上に悲惨な状況です。左側の2車線がほとんど動かないのは、サービスエリアに入ろうとする車が道を塞いでしまっているからでした。

ということで、サービスエリアを通り過ぎると、ある程度まともなスピードで走れるようになります。夕食はあきらめざるを得ないかもしれませんが、飛行機には何とか間に合うかも。とはいえ、このバスもルムッを出てから既に5時間以上経っており、運転手さんか乗客の誰かが「トイレに行きたい」と言うかも知れません。そうなったら絶望的です。皆さん、何とかお願いします・・・と祈るばかり。

結局、誰も「トイレに行きたい」と言い出すこともなく、運転手さんも渋滞を抜けるまで6時間以上休憩なしで走り続けてくれました。感謝感謝。クアラルンプール近郊まで来て、渋滞が落ち着いたところでサービスエリアに入りましたが、渋滞が落ち着いた後なのでタイムロスは20分程度で済みました。夕食は諦めましたが、何とか飛行機には乗れそうです。

(ちなみに、飛行機はAM2:00発ですが、当初のスケジュールではAM1:00発でした。フライトスケジュールが10月頃に変更になり、時刻が繰り下がったため、何とか間に合いましたが、もともとのAM1:00発のままだったら完全にアウトでした。Air AsiaXのスケジュール変更にも感謝感謝です。)