パンコール島(初日)

パンコール島に到着した後、とりあえず昼ご飯を食べることにします。

ですが、港付近には、思いのほか選択肢はありませんでした。セルフ的なマレーシアの食堂(自分で皿にご飯をよそって、おかずを何品かそれにかけて食べる方式)がありましたので、そこに入り適当に食べることにしました。昼のピーク時を過ぎているので、ほとんどおかずが残っておらず、魚の丸揚げと野菜の煮物みたいなものぐらいしかありませんでした。飲み物は注文を取りに来てくれるようです。普通のジュースを飲んでも面白くないので、ヤシの実を注文しました。ヤシの実はスポーツドリンク的な味わいで美味しいです。

本日(12/24)の宿泊は、Lot 10 Fun Houseというホテル?で、場所はパシール・ボガク(Pasir Bogak)地区です。徒歩ではしんどいので、バイクを借りるかタクシーで行くかのどちらかですが、バイクに乗るには日本で二輪免許を持っていないとダメです(原付ではダメ)。私は中型自動二輪の免許を持っているので、国際免許証でも二輪車乗車可となっていますが、妻は普通免許しか持っていないので、国際免許証では二輪車不可となっています。ということで、バイクを2台借りてバイクで移動するという手段は取れないので、タクシーを利用することになります。タクシーはピンク色のワゴンで、4人ならば広々と乗れます。

10分少々で、Lot 10 Fun Houseに到着です。

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Lot 10 Fun House

写真を見るとプール付きの高級ホテルのように見えますが、いわゆるリゾートマンションの空き部屋を数部屋宿泊施設として活用している、というホテル?です。ホテルにはフロントもなく、自分でレターボックスから部屋の鍵を取り出して部屋に入る、というチェックイン方法です。レターボックスの番号とその鍵の番号を宿泊直前(前日ぐらい)にメールでお知らせしてくれることになっているのですが、私たちの場合はなぜかマレーシアでWi-Fi接続がうまくできず、メールの確認ができなかったので、レターボックスの番号・鍵の番号が分からない状態でこのホテルに来ています。

とりあえずレターボックスがある場所は発見できたので、そこから携帯電話でホテルの管理人に電話をかけます。日本の携帯電話を海外で使う場合には、その国にかける場合でも国番号からかけないとダメという理解をしていたのですが、国番号(マレーシアは60)からかけるとうまくつながらず、国番号無しでかけてみたらすんなり繋がりました。つたない英語のやり取りで何とかレターボックスの番号、鍵の番号を聞き出し、無事に部屋の鍵をゲットすることができました。

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Lot 10 Fun Houseのレターボックス

パンコールに来たらシュノーケルをしたいと思っていたので、着替えた後早速浜辺に向かいます。既に15時半を回っており、今日はシュノーケルツアーに参加するのは無理かなぁと思っていたのですが、パシール・ボガクの浜辺で声をかけられたショップの方によると、「220リンギットでボートをチャーターできる。1人でも4人でも値段は同じ。時間は1時間でも2時間でも良い。色々と見どころを回りながらシュノーケルスポット(ギアム島)に連れて行く。シュノーケルセットは無料で貸す。今からでもすぐに出発できる。」とのこと。「今から2時間後ってまだ明るいの?」と聞くと、「日が暮れるのは19時頃だ。」とのこと。220リンギットなら、日本円で約6,600円ぐらいです。マレーシアに来た最大の目的は海でのシュノーケルですから、このぐらいの金額なら良いか、ということで早速行くことにしました。

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ボートをチャーターして出発!

ボートは、まずパンコール・ラウト島に向かいます。ここは水上コテージがある高級リゾートなので、部外者は入れませんが、ボートは部外者が近づけるギリギリのところまで行ってくれます(こんなに近づいて良いのかというところまで行きます)。庶民的で雑然としたパンコール島(本島)とは別世界で、落ち着いた雰囲気です。

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パンコール・ラウト島の水上コテージ

その後、めずらしい岩などを巡りながら、シュノーケルスポットであるギアム島に到着します。「何時間後に迎えに来たら良いか?」と聞かれ、「1時間半後にお願いします。」と答え、ボートの運転手と一旦別れます。いよいよシュノーケル開始です。

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対岸のテロク・ニパー(ボートから)

25年ほど前に行ったティオマン島(同じマレーシア)でものすごい数の熱帯魚やウニ、ナマコを見た経験があったので、かなり期待していたのですが、残念ながらそれほど魚は多くありませんでした。しかも、いる魚はなぜかみなフナやアジのような感じの地味な色合いの魚・・・、なぜ南国なのにカラフルな魚がいない??

人も多いし、魚は地味だし、波が強くなってきて水が濁ってきたし、結構肌寒いし・・・1時間で十分だったかなぁと思いつつ、迎えのボートを待ちます。

ボートでパシール・ボガクに戻り、ホテルで着替えた後、夕日見学&晩ご飯を食べに再びパシール・ボガクの浜辺に繰り出します。

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パシール・ボガクの夕日

南国の夕日はやはりきれいです。海に浮かぶボートと相まって、とてもいい感じです。

夕日が沈んでから、晩ご飯を食べに行きますが、海鮮料理系の高級な店は開いているものの、庶民的な店は既に閉まりかけている感じで、なかなか入るべき店が見つかりません。サテーが食べれてビールが飲めれば満足なのですが・・・。

とりあえずマレーシア料理系と思われる店に入ってみたのですが、意外にも(観光地にも関わらず)結構リアルなマレー系の店で、アルコール類は全くありません。また、従業員(中学生ぐらいの女の子)も、英語が通じない感じです。ビールはあきらめてナシゴレンとコーヒーを頼みました。

旅行に行く前に、diqさんという方のyoutubeでマレーシア語を多少勉強していたのですが、この店で下の子のために辛くない料理を注文する際に大いに役に立ちました。diqさんありがとうございます。

※マレーシアの人たちは、たいていの場合私たちより英語ができるので、マレーシア語を使う機会はなかなかありません。今回の旅行で、あいさつ(Terima kasihなど)以外でマレーシア語を使ったのは、この店での注文と、駅などでトイレの場所を聞く「Di mana tandas?」だけでした。