Masjid Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah(ブルーモスク)

レンタカーを借りて最初に向かうのはシャーアラムにある“Masjid Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah”(ブルーモスク)です。

最初、高速道路に入る入口を間違え、多少遠回りになりましたが、とにかく“Shah Alam”の標識を追いかけて、もともと予定していた道にもどることができました。クアラルンプールから約1時間で到着です。

ブルーモスクは、曜日によって見学可能時刻が異なりますが、土曜日は9:00から見学可能ということになっています。

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ブルーモスク全景

入場する際には、受付で台帳に氏名・国籍等を記入し、女性はレンタル衣装に着替えます(上から羽織るだけですが)。男性は、長袖長ズボンであれば、問題なく入場できます(男性用の貸衣装は見当たらなかったので、短パンやタンクトップ等で行った場合には、入場を断られる場合があるかも知れません)。入場も無料ですし、貸衣装も無料です。また、各グループ毎にガイドさんが付きますが、これも無料です。ガイドさん(おじいさんでした)はボランティアなんだそうです。

受付の台帳を見ると、1日に10組ぐらいの観光客が訪れている感じです。半数以上が日本人のようです。うちの家族(9:30頃入場)が本日最初の観光客です。私たちが帰るころ、別のグループ2組が来られたようでした(1組は日本人)。

靴を脱いで裸足になり、ガイドさんに引率してもらいます。ガイドさんは英語で色々と説明してくださいます(半分ぐらいしか理解できず申し訳ありません)。また、要所要所で「ここで写真を撮ったら」と勧めてくれます。

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ブルーモスク通路

裸足でひんやりした大理石?の上を歩くのはとても気持ちがいいです。

ガイドさんは、40~50分ぐらいかけて、内部を案内してくれます。本日はこのモスクで3組の結婚式があるらしく、私たちが見学した時間にもすでに1組モスクに来られていました。ガイドさんはマレー人の結婚式について色々と説明してくれます。このモスクで結婚式を挙げるのは一般庶民であり、お金持ちのマレー人は5つ星ホテルで結婚式をするのだそうです。ガイドさんは結婚式を控えたグループの中にぐいぐい入っていき、「写真を撮っても良い」というのですが、さすがに気が引けたので写真を撮るのはやめておきました。

お祈りをする場所も、「写真禁止」と書かれているのですが、ガイドさん曰く、今はお祈りしている人がいないので写真を撮っても良いとのこと。お言葉に甘えて、1枚だけ写真を撮らせていただきました。

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ブルーモスク中心部

青い服を着て座っている人がいますが、この衣装が女性のレンタル衣装です。

ガイドさんからはチップ的なものを請求されることもなく、見学には本当に全くお金がかかりません。これだけ色々としていただいて、全く何も払わないのはさすがに気が引けるので、お祈りする場所に設置されていた募金箱に少しばかりお賽銭?を入れておきました。

退場する際には、入場時に書いた台帳にちょっとした感想を書くことになっています。英語かマレー語で書きたいところですが、日本語で書いている方も結構おられたので、私も日本語で書いておきました(ガイドさんたちが、どんなことを書くのか覗いていましたが、日本語なので何を書かれているか分からず、残念そうな表情でした)。

ブルーモスクは、公共交通機関で行くにはちょっと行きにくいところにありますし、建築されたのも1988年と比較的新しく、歴史的建造物というわけではありませんが、現在のマレーシア人に実際に利用されている施設ですし、規模も巨大で、また大変美しい建物です。歴史的価値はともかくとして、外見的にはインドのタージマハルと同等以上のインパクトがあると思います。しかも訪れる人があまり多くなく、ガイドさんに説明してもらいながらゆったり見学できますので、マレーシアに行かれる方にはぜひ訪れてほしいスポットだと思いました(宗教施設ですので、信者の方々の迷惑にならないように配慮して行動することが必須ですが)。