レンタカー

8:10頃、Hertzレンタカーのクアラルンプール営業所に到着。うちの家族が本日最初のお客さんのようです。この時間帯は、マレー系のお姉さん1人しかいないようです。

予約している車種は、“Proton Saga(マレーシアの国民車)または同クラス車”で、オプションサービスでカーナビゲーションシステムを付け、8:00から18:30までの利用で合計249.10リンギット(基本料金210リンギット、税金14.10リンギット、オプション25リンギット)ということになっています。

マレーシアProton Sagaクラスを予約しているのですから、当然Proton Sagaに乗れるものと思っており、旅行中はマレーシアにどっぷり浸かりたい私としては、Proton Sagaに乗ることは今回の旅行の結構重要な要素だったのですが、「お車はヒュンダイを用意しました」(もちろん英語でですが)と言われ、大変ショックでした。

もちろん、“Proton Sagaまたは同クラス車”となっているので、文句は言えないのですが、「なんでマレーシアまで来てヒュンダイに乗らなきゃならないんだ」というのが本音でした・・・。

とは言え、今まで(ドライバーとしては)ヒュンダイに乗ったこともないので、気を取り直して手続きを進めます。保証金として100リンギット必要になると言われ、手持ちの現金があまりなかったので焦りましたが、保証金もカードで引き落とす(ちゃんと返却されればカード引き落としを取り消す形になる)とのことですので問題ありません。営業所は18:30で閉まりますが、それより遅く帰ってきた場合は地下の駐車場に車を止めて、キーをキーボックスに投函すれば良いとのことです。渋滞に巻き込まれたら18:30までに戻ってこれない可能性もあるなぁと思っていただけに、この話を聞いてだいぶ安心しました。

ということで、車を営業所前に回してもらい、傷の位置等を確認して、いよいよ出発です!

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レンタカー@ブルーモスク

マレーシアは、左側通行・右ハンドルなので、日本人にとっては何も問題はありません・・・、と言いたいところでしたが、何とこの車は右ハンドルのくせにワイパーとウインカーの位置が日本と逆(アメリカと同じく右手側にワイパーがあり、左手側にウインカーがある)。マレーシアの車が全てこうなっているのか、右側通行の国韓国製のヒュンダイだからこうなっているだけなのかは分かりませんが、何回も交差点で意味もなくワイパーを動かすことになってしまいました。

また、トンネルに入った際に初めて気づいたのですが、ライトの点け方が分かりません!ウインカーのレバー、ワイパーのレバーを回そうとするのですが、これ以上回したら折れてしまいそうになるぐらいまで回してもライトが点きません・・・。トンネルに入った時には渋滞していたので、無灯火でも何とかなりましたが、危ないところでした(結局、ライトのスイッチはハンドルについているのではなくて、ハンドルの右奥の、ドアミラーをたたんだり開いたりするボタンの横ぐらいのところにありました)。

そして、最大の問題は・・・、何とカーナビの機械は設置されているが、そのカーナビに地図のソフトが入っていない(地図を表示させようとすると“No file”と表示される)!!!マレーシアの道はかなり複雑なので、あえて有料のオプションを付けてカーナビ付きの車にしたのに、地図ソフトが入っていないんだったら何の意味もない・・・。

一応、グーグルマップを印刷したものを日本から持ってきていたので、何とか目的地にたどり着き、また営業所に戻ってくることができましたが、道路がややこしいところ(クアラルンプール都心部)はほとんど妻(地図が読めないのでナビ役は無理・・・)に運転してもらうことになり、夫婦そろって国際免許証を取っておいて本当に良かったと思いました。

そもそも、マレーシアでは、地図というものをあまり売っている気配がないですし、レンタカー会社やサービスエリア等で無料の地図をくれるようなこともないので、グーグルマップを印刷しておいて本当に良かったです。グーグルマップがなかったら、無事に営業所に戻ってくるのは難しかったでしょう。グーグル様様です。

※営業時間内に営業所に戻れたら絶対文句を言ってオプション代を返してもらおう、と思いながら運転していたのですが、結局17:30頃に営業所に戻れたにも関わらず、営業所のお姉さんに「意外に早く帰ってこれたんですね~」(英語)と笑顔で言われ、文句を言う気が完全に失せてしまい、こちらも笑顔で「ありがとう」(英語+マレー語)と返してしまいました・・・。何て日本人な私・・・。ドイツ人旅行者とかだったら、徹底的に戦うんだろうなぁ。