Kuala Gandah National Elephant Conservation Centre へ

シャー・アラムのブルーモスクを出発し、クアラガンダー(Kuala Gandah National Elephant Conservation Centre)に向かいます。ブルーモスクだけだったら、別にレンタカーを借りなくても行けないことはないのですが、クアラガンダーに行くためには、ツアーに参加するかレンタカーを借りるしかありません。今回の旅行でレンタカーを利用しているのはクアラガンダーに行くためでした。

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Kuala Gandah National Elephant Conservationのパンフレット

なぜクアラガンダーに行くのか(今では、地球の歩き方にも載っていません)、ということなのですが、もともと海外旅行の計画を立てている時に、タイかマレーシアに行こうということになり、じゃあそこで何をしようかという話になった際に、下の子が「象に乗ってみたい」と言ったので、タイやマレーシアで象に乗れるようなところを探していたわけです。

タイならば、アユタヤなどに行けば象に乗れるようですが、マレーシアでは、現在は象に乗れるところはありません(以前はクアラガンダーでも象に乗れたようですが、動物保護の観点から今はやっていません)。ということで、下の子としては象に乗れるタイのほうが良かったのでしょうが、飛行機の値段などもあって結局マレーシアに行くことになったので、象に乗れないまでも野生に近い環境で象が見れるところに連れて行こうかなと考え、クアラガンダーに行くことにしました(旅行の計画を立てていたのは出発の約1年前だったので、実際に旅行に行く時点では既に象にはそれほどこだわりがない感じになっていましたが・・・)。

クアラガンダーでは、象を川で洗うというのが最大の見世物になっているのですが、入園する際には最初にビデオを見ないといけないことになっています。そのビデオの最終回が13:30からなので、それまでには現地に到着していないといけません。

予定より早くブルーモスクを出発することができたので楽勝かと思っていたのですが・・・、クリスマス休暇の影響もあってか、結構な渋滞に巻き込まれてしまいました。

マレーシアの道路は片側3車線あるところも多く、道路自体はとても立派です。しかしサービスエリア的なところが日本と比べて圧倒的に少なく、しかも駐車できる台数が極めて少ないです。そのため、サービスエリアの手前で、サービスエリアに入ろうとする車がサービスエリアに入れずに道を塞いでしまい、渋滞になってしまうようです。

本当はクアラガンダーに着いてから何か食べようと思っていたのですが、渋滞に巻き込まれ時間がかかってしまい、腹も減ったしトイレにも行きたくなったので、やむなくサービスエリアに入り、ケンタッキーフライドチキンを食べました。日本のより少し安いですが日本のもののほうが少しおいしいかなと感じました。

結局、現地に到着したのは13:30ちょうどぐらいになってしまい、ひょっとしたらもう入れてくれないのだろうかと不安でしたが、入口付近の係員さん(警備員さん?)曰く、まずはチェックインカウンターでエントリーを済ませなさいとのこと。カウンターに行くと、氏名やパスポート番号などを書く紙を渡され、記入するように言われます。Donation(寄付金)を書く欄があって、そこに書いた金額をカウンターで払えば、エントリー完了となるようです。

Donationをいくらするのかは任意だ、と言われるのですが、ほかの人たちがいくらぐらい払っているのか気になります。日本人がそれほど多く来るところでもないので、ここで私たちが少ししか出さないと「日本人はひどい奴らだ」などとレッテルを貼られてしまうかも・・・。

結局、家族4人分として、100リンギット(日本円で約3,000円)払うことにしました。これぐらい出しておけば非常識とは思われないかなぁ、とか、白浜のアドベンチャーワールド姫路セントラルパークに入園することを考えたらこれぐらい出しても全然安いかなぁ、とか、いろいろな思いが交錯しました。で、受付の人に渡すと、「ワン・ハンドレッド!!」と大きい声でリアクションが・・・。

「え、これでも少なかったですか!?」と焦りましたが、「ユー・アー・グレイト」というようなことを言っておられましたので、どうやら相場よりも多く払ったようです。そう言われると、逆に「50リンギットでも良かったのかな?」などと少々後悔の念を感じてしまいます。こういう「あなたの好きな金額を払ってください」的な方法は個人的には苦手です・・・。

ビデオは既に始まっており、途中から見ましたが、保護した象を回復させて自然に戻すというこのセンターの取組みを紹介しているものでした。

ビデオを見た人は胸にシールを貼られ、入園が認められます。象を川で洗うイベントは14:30からということになっています。

案内標識があまりなく、どこに行ったら良いのかイマイチ分かりませんので、とりあえず人が集まっていそうな場所に向かいます。ステージと客席があり、パラパラ降り出した雨を避けられる場所でもあるので、客席はほぼ満席です。ですが、象はこの前を通って行くだけで、ショーが始まる気配はありません。一方で、川沿いのほうにも人が集まっており、そちらの方はなんだか盛り上がっている感じです。雨が結構降ってきたので多少迷いながらも、ここで待っていてもしょうがないので川のほうに行ってみることにしました。すると、既に象は川に入っており、飼育員の人に洗われていました。

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象を洗う

出遅れて少々後悔しましたが、まだ始まったばかりのようで、結構長いこと象を洗っておられました。また、象は、飼育員を乗せて川の中を散歩し、木の枝(葉?)を食べたりもしていました。

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木の枝を食べる象

飼育員が乗っているとはいえ、ジャングルの川を象が闊歩するのをすぐそばで見ることができたのは良かったです。やはり、動物園で見るのとはひと味違います。

象を洗い終えると、象がステージに移動し、簡単なショーをします(保護センターですのでそれほどレベルの高い芸を仕込んであるわけではありません)。その後、エサやりタイムとなります。与えるエサは、くだいた果物(スイカなど)です。かなりの数が用意されているので、希望する人は全員エサやりをできると思います(私はカメラやビデオを撮っていたのでエサやりはしていませんが、子供たちは3~4回エサをあげていました)。

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象にエサをあげる

ということで、ここですべきことは一通り終わったので、レンタカーでクアラルンプールに戻ることにします。

Masjid Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah(ブルーモスク)

レンタカーを借りて最初に向かうのはシャーアラムにある“Masjid Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah”(ブルーモスク)です。

最初、高速道路に入る入口を間違え、多少遠回りになりましたが、とにかく“Shah Alam”の標識を追いかけて、もともと予定していた道にもどることができました。クアラルンプールから約1時間で到着です。

ブルーモスクは、曜日によって見学可能時刻が異なりますが、土曜日は9:00から見学可能ということになっています。

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ブルーモスク全景

入場する際には、受付で台帳に氏名・国籍等を記入し、女性はレンタル衣装に着替えます(上から羽織るだけですが)。男性は、長袖長ズボンであれば、問題なく入場できます(男性用の貸衣装は見当たらなかったので、短パンやタンクトップ等で行った場合には、入場を断られる場合があるかも知れません)。入場も無料ですし、貸衣装も無料です。また、各グループ毎にガイドさんが付きますが、これも無料です。ガイドさん(おじいさんでした)はボランティアなんだそうです。

受付の台帳を見ると、1日に10組ぐらいの観光客が訪れている感じです。半数以上が日本人のようです。うちの家族(9:30頃入場)が本日最初の観光客です。私たちが帰るころ、別のグループ2組が来られたようでした(1組は日本人)。

靴を脱いで裸足になり、ガイドさんに引率してもらいます。ガイドさんは英語で色々と説明してくださいます(半分ぐらいしか理解できず申し訳ありません)。また、要所要所で「ここで写真を撮ったら」と勧めてくれます。

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ブルーモスク通路

裸足でひんやりした大理石?の上を歩くのはとても気持ちがいいです。

ガイドさんは、40~50分ぐらいかけて、内部を案内してくれます。本日はこのモスクで3組の結婚式があるらしく、私たちが見学した時間にもすでに1組モスクに来られていました。ガイドさんはマレー人の結婚式について色々と説明してくれます。このモスクで結婚式を挙げるのは一般庶民であり、お金持ちのマレー人は5つ星ホテルで結婚式をするのだそうです。ガイドさんは結婚式を控えたグループの中にぐいぐい入っていき、「写真を撮っても良い」というのですが、さすがに気が引けたので写真を撮るのはやめておきました。

お祈りをする場所も、「写真禁止」と書かれているのですが、ガイドさん曰く、今はお祈りしている人がいないので写真を撮っても良いとのこと。お言葉に甘えて、1枚だけ写真を撮らせていただきました。

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ブルーモスク中心部

青い服を着て座っている人がいますが、この衣装が女性のレンタル衣装です。

ガイドさんからはチップ的なものを請求されることもなく、見学には本当に全くお金がかかりません。これだけ色々としていただいて、全く何も払わないのはさすがに気が引けるので、お祈りする場所に設置されていた募金箱に少しばかりお賽銭?を入れておきました。

退場する際には、入場時に書いた台帳にちょっとした感想を書くことになっています。英語かマレー語で書きたいところですが、日本語で書いている方も結構おられたので、私も日本語で書いておきました(ガイドさんたちが、どんなことを書くのか覗いていましたが、日本語なので何を書かれているか分からず、残念そうな表情でした)。

ブルーモスクは、公共交通機関で行くにはちょっと行きにくいところにありますし、建築されたのも1988年と比較的新しく、歴史的建造物というわけではありませんが、現在のマレーシア人に実際に利用されている施設ですし、規模も巨大で、また大変美しい建物です。歴史的価値はともかくとして、外見的にはインドのタージマハルと同等以上のインパクトがあると思います。しかも訪れる人があまり多くなく、ガイドさんに説明してもらいながらゆったり見学できますので、マレーシアに行かれる方にはぜひ訪れてほしいスポットだと思いました(宗教施設ですので、信者の方々の迷惑にならないように配慮して行動することが必須ですが)。

レンタカー

8:10頃、Hertzレンタカーのクアラルンプール営業所に到着。うちの家族が本日最初のお客さんのようです。この時間帯は、マレー系のお姉さん1人しかいないようです。

予約している車種は、“Proton Saga(マレーシアの国民車)または同クラス車”で、オプションサービスでカーナビゲーションシステムを付け、8:00から18:30までの利用で合計249.10リンギット(基本料金210リンギット、税金14.10リンギット、オプション25リンギット)ということになっています。

マレーシアProton Sagaクラスを予約しているのですから、当然Proton Sagaに乗れるものと思っており、旅行中はマレーシアにどっぷり浸かりたい私としては、Proton Sagaに乗ることは今回の旅行の結構重要な要素だったのですが、「お車はヒュンダイを用意しました」(もちろん英語でですが)と言われ、大変ショックでした。

もちろん、“Proton Sagaまたは同クラス車”となっているので、文句は言えないのですが、「なんでマレーシアまで来てヒュンダイに乗らなきゃならないんだ」というのが本音でした・・・。

とは言え、今まで(ドライバーとしては)ヒュンダイに乗ったこともないので、気を取り直して手続きを進めます。保証金として100リンギット必要になると言われ、手持ちの現金があまりなかったので焦りましたが、保証金もカードで引き落とす(ちゃんと返却されればカード引き落としを取り消す形になる)とのことですので問題ありません。営業所は18:30で閉まりますが、それより遅く帰ってきた場合は地下の駐車場に車を止めて、キーをキーボックスに投函すれば良いとのことです。渋滞に巻き込まれたら18:30までに戻ってこれない可能性もあるなぁと思っていただけに、この話を聞いてだいぶ安心しました。

ということで、車を営業所前に回してもらい、傷の位置等を確認して、いよいよ出発です!

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レンタカー@ブルーモスク

マレーシアは、左側通行・右ハンドルなので、日本人にとっては何も問題はありません・・・、と言いたいところでしたが、何とこの車は右ハンドルのくせにワイパーとウインカーの位置が日本と逆(アメリカと同じく右手側にワイパーがあり、左手側にウインカーがある)。マレーシアの車が全てこうなっているのか、右側通行の国韓国製のヒュンダイだからこうなっているだけなのかは分かりませんが、何回も交差点で意味もなくワイパーを動かすことになってしまいました。

また、トンネルに入った際に初めて気づいたのですが、ライトの点け方が分かりません!ウインカーのレバー、ワイパーのレバーを回そうとするのですが、これ以上回したら折れてしまいそうになるぐらいまで回してもライトが点きません・・・。トンネルに入った時には渋滞していたので、無灯火でも何とかなりましたが、危ないところでした(結局、ライトのスイッチはハンドルについているのではなくて、ハンドルの右奥の、ドアミラーをたたんだり開いたりするボタンの横ぐらいのところにありました)。

そして、最大の問題は・・・、何とカーナビの機械は設置されているが、そのカーナビに地図のソフトが入っていない(地図を表示させようとすると“No file”と表示される)!!!マレーシアの道はかなり複雑なので、あえて有料のオプションを付けてカーナビ付きの車にしたのに、地図ソフトが入っていないんだったら何の意味もない・・・。

一応、グーグルマップを印刷したものを日本から持ってきていたので、何とか目的地にたどり着き、また営業所に戻ってくることができましたが、道路がややこしいところ(クアラルンプール都心部)はほとんど妻(地図が読めないのでナビ役は無理・・・)に運転してもらうことになり、夫婦そろって国際免許証を取っておいて本当に良かったと思いました。

そもそも、マレーシアでは、地図というものをあまり売っている気配がないですし、レンタカー会社やサービスエリア等で無料の地図をくれるようなこともないので、グーグルマップを印刷しておいて本当に良かったです。グーグルマップがなかったら、無事に営業所に戻ってくるのは難しかったでしょう。グーグル様様です。

※営業時間内に営業所に戻れたら絶対文句を言ってオプション代を返してもらおう、と思いながら運転していたのですが、結局17:30頃に営業所に戻れたにも関わらず、営業所のお姉さんに「意外に早く帰ってこれたんですね~」(英語)と笑顔で言われ、文句を言う気が完全に失せてしまい、こちらも笑顔で「ありがとう」(英語+マレー語)と返してしまいました・・・。何て日本人な私・・・。ドイツ人旅行者とかだったら、徹底的に戦うんだろうなぁ。

 

Touch'n Goを探し求めて

今日(12月23日)はレンタカーを借りて、遠方(シャーアラムとクアラガンダー)まで出かける予定です。レンタカーは8時から借りられることになっています。なので、のんびりと寝ている訳にもいかず、6時には起きて行動を開始します(寝たのが2時半ごろだったので3時間半ぐらいしか寝れていません)。

朝食は、モノレールのKL Sentral駅近くのロティ屋さんでロティとコーヒーにしました。私は濃いコーヒー(日本の無糖ブラックのコーヒーなど)は苦手ですが、マレーシアのコーヒーはお子ちゃま向け?のような甘ったるい味付けなので、おいしくいただけます。ちなみに子供らにはコーヒーではなく紅茶を頼んでいたのですが、コーヒーのほうがおいしいと言ってほとんど飲まれてしまいました・・・。ロティもおいしかったです。

ネットに接続できなかったため、確認することはできませんでしたが、出発前に日本で調べた際には、KL Sentral駅のビルのどこかに24時間Touch'n Goを販売しているサービスセンターのようなところがあるという情報を見たような気がしていたので、家族を先にホテルに戻らせ、私一人でKL Sentral駅構内のビルの探索を始めました。

ですが、この時間(朝7時前)に空いている店などありそうにありません。まだ動いていないエスカレーターを階段代わりに利用して3階、4階、5階と上がっていきますが、一部の店舗で従業員が開店準備をしているだけで、営業している店舗など一つも見つけられませんでした。案内所も閉まっているし、フロアガイドのようなものも見つけられない(デジタルサイネージがあるような感じでしたが、電源がオフになっていて確認できない)ので、結局あきらめてホテルに戻りました。

レンタカーを借りたら、すぐに有料道路に乗る予定です。クアラルンプールの有料道路は、(昨年秋から?)現金での支払いができなくなったらしいので、どうしてもレンタカーに乗る前にTouch'n Goカード(日本のICOCAのようなICカードで、鉄道の利用、コンビニでの買い物などに使えるほか、有料道路の支払いに使える)を手に入れたいところでしたが、どうやらこの時間に購入するのは難しいようです。

レンタカーを借りるときに、受付の人にどうしたらいいか聞くしかないかなぁ、と諦め、ホテルをチェックアウトしてレンタカー会社(Hertz)の営業所に向かうことにしました。

モノレールに乗り込み、Raja Chulan駅に向かいます。その車内で、降車駅を確認するために、旅行出発直前に購入した「地球の歩き方2018~19」(今回の旅行では、行くところも決めていましたし、交通手段もあらかじめ予約していたので、ダイドブックを買わずに行こうと思っていたのですが、出発直前に地球の歩き方の最新版が発行になり、書店に積まれていたため、思わず買ってしまいました)を見ていたところ、何と55ページ右側欄外に“Touch'n Go Cardは電車やモノレールの駅窓口で買える”との記述が!

以前は、鉄道の駅で買える「myrapid」というカードにはTouch'n Goの機能はないという話だったはずなのですが、知らないうちにmyrapidカードとTouch'n Goカードの機能が一体化したカードが誕生していたようです。

これが本当ならば、早起きしてKL Sentral駅のビルの中を探し回った苦労は何だったのでしょうか・・・?

ということで、Raja Chulan駅でモノレールを降りた後、駅の窓口で、Touch'n Goが買えるかどうか聞いてみます。すると、「売っている」との答えが・・・。念のため、身振り手振りをまじえながら、「そのカードは有料道路の支払いに使えるのか?」と聞いてみると、「大丈夫だ」とのこと。いくらチャージするか(マレーシアでは、チャージではなく「リロード」というらしい)聞かれ、とりあえず30リンギット分チャージ(リロード)することとしました。カード代を含めて約40リンギットで、無事に入手することができました!

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30リンギットのチャージ(リロード)で足りるかどうかは不明ですが、とりあえず片道分にはなると思いますし、チャージ(リロード)だけなら色々なところでできるようなので、まずは一安心です。

あとは、Hertzレンタカーの営業所に向かい、車を借りるだけです。最大の難関はクリアしました(と、この時点では思っていました)。 

Metro Hotel@KL Sentralでの宿泊

到着が深夜1:30頃となり、予約がキャンセルされたりしていないか若干の不安を覚えながらMetro Hotel@KL Sentralのフロントに向かいました。

ホテル周辺は、深夜の盛り場的な感じもあり、深夜ながらそれなりに人も多くいます。

フロントでは、インド系マレーシア人と思われる男性2人(1人は新人っぽい)に丁寧に対応していただき、こちらから尋ねるでもなくWi-Fiの使い方を説明してくれたりして、問題なくチェックインすることができました。(そもそも、Wi-Fiのユーザー名やパスワードはカードキーを入れる袋に最初からスタンプされていました。)

 Metro Hotel@KL Sentral

部屋は、Quadruple Roomというタイプの部屋で、キングサイズのダブルベッドが2つ設置されています。家族4人で宿泊するには問題ない広さで、シャワーもちゃんとお湯が出ます。

これで、結局4,520円で泊まれた(agodaで2017年1月に予約した際のレートでは4,019円だったのですが、為替レート変動により決済時には4,520円になってしまいました)のですから、やはりマレーシアは良いですね。

と、ホテルには満足しているのですが、なぜかWi-Fiには接続できません。国際ローミング代が恐ろしいのでスマホ機内モードにしているのですが、事前の調べでは機内モードにしていても、その後Wi-FiをオンにすればWi-Fi環境下ではネット接続できるはずだと理解していました(今もそのように思っています・・・)。

どうすればWi-Fiを使えるようになるか、調べようにもネットに接続できないので調べようがない・・・。明日朝イチでレンタカーを借り、有料道路を使うつもりなので、寝る前にTouch'n Go(ICカード)がどこで売っているか調べ、できれば寝る前に買っておきたかったのですが・・・。

KLIA2到着→市内へ

さて、遅れ時間をあまり取り取り戻すことなく、KLIA2に23:00ごろ着陸しました(約20分の遅れ)。翌日以降の行程もハードですし、子供連れでもあるので、なるべく早くホテルにチェックインしたいところです。

ということで、KL Sentral駅行きのバス乗り場に急行し、なるべく早い時間に出発するバスに乗りたいところでしたが(計画上は、飛行機が予定通り22:40に到着すれば、23:20のバスには乗れるかなぁと考えていました)、KLIA2はとにかく広かった!

バス乗り場どころか、入国審査のところにたどり着くまで20分近くかかり、23:20のバスに乗るなど全くあり得ない状況に・・・。その後も、両替したり、Touch'n Go(ICカード)売り場を探したり(結局見つけられず)、コンビニで飲み物を買ったり、なんやかんやと結構時間がかかり、バス乗り場に着いたのは23:45頃。結局、0:00発のバスに乗ることになりました。

(KL Sentral駅行きのバスは、AerobusとSKY BUSの2社が運行しているようですが、チケット売り場は共通のようでした。)

時刻表上、KL Sentral駅まで約1時間かかることになっています。深夜なので道路も空いていてもっと早く着くんじゃないか、と期待していたのですが、クアラルンプール周辺は深夜でも結構道路が混んでいて、結局55分ぐらいかかり0:55頃KL Sentral駅に到着しました。

(KLIA Ekspresに乗れば32分ぐらいで着くのですが、値段が違いすぎるので・・・。バスだと大人3人と小児1人で40リンギットぐらい、KLIA Ekspresだと大人1人だけでも55リンギット!)

ホテルは、Metro Hotel@KL SentralというKL Sentral駅から徒歩5分ぐらいで行けるホテルをagodaで予約してありました。ということで、バスを降りて、ホテルに向かうのですが・・・深夜なのでKL Sentral駅の色々な出入口が既に閉鎖されており、思っていたように移動できません(ホテルはモノレールのKL Sentral駅のそばにあるので、モノレールの駅のほうに向かったのですが、モノレールは既に営業終了しているため駅は完全に閉鎖されていて、自由通路の通り抜けもできない状態でした)。しばらくウロウロした後、結局バス降り場に戻り、車が出るルート(車道)を通って駅から脱出しました。

結局、ホテルに到着したのは、1:30頃になってしまいました。

エアアジアⅩの機内

出発準備が整ったようで、約30分遅れで、いよいよ搭乗開始です。搭乗待ちの人の列がかなり長くなっていましたが、「12歳以下(未満?)の子連れの乗客は先に搭乗できる」とのことで、並ぶことなく搭乗することができました。

普通の航空会社を利用する時には、「どうせ席はあるんだから並んで早く乗ったってしょうがないやん」と思い、いつも最後のほうで搭乗するのですが、今回、ほかの乗客の方々より早く搭乗できたことは、実は結構意味があることでした。

席は満席ですし、みな極力追加料金がかからないように荷物を機内持ち込みにしているので、最後のほうに搭乗した方は、荷物を入れる場所探しに苦戦されていました。先に搭乗でき、荷物を置けたのはラッキーでした。

さて、座席ですが、エアバスA330の機体に3列ー3列ー3列の9列配置という、やはりあまり広いとは言えないシート。縦も、合計で51列もあるので、前後の間隔も狭く足を伸ばす余裕はありません。

私自身は、多少座席が窮屈でもあまり苦にならないので、値段を考えれば文句はありませんが・・・。

エアアジアXでは、座席指定は有料サービスなので、家族4人の旅行でありながら座席の指定はしませんでした。搭乗日前に事前チェックインをしましたし、子供連れでもあるので、有料で座席指定をしなくても(窓際じゃないにしても)揃いの席は取れるのだろうと考えていたのですが、機内に入って座席に座ろうとすると、なんと座席が離れているということが判明しました。

席は、25G、25K、26G、26Kで、Gというのは真ん中の3列の右側の席、Kというのは右の窓側です。つまり、間にH列の人、J列の人を挟む形で、離れ離れになってしまいました。

機内食を事前予約しており、それぞれ注文したメニューが違うので、各自指定された席に座っておかないと面倒なことになるかなと思いましたが、子供らに聞くと「やっぱり窓際がいい」と言うので、25Kに長男、26Kに次男を座らせ、妻は25G、私は26Gに座ることにしました。

離陸後、通路を挟んだ妻の横の席(25H)に座っておられた中華系マレーシア人と思われる奥さんから、「席を変わらないか?」というお話がありました。身振り手振りを交えながら話を聞くと、なんとそちらの方も4人連れのご家族で、25H、25J、26H、26Jに座っているとのこと。つまり、ウチの家族でその家族を挟み込むような格好になっていたようです。

「お互いに、横1列に座るようにしたらどうか?」というご提案で、こちらとしてもありがたい話ではあったのですが、事前に機内食を注文してしまっているので、それが気がかりでした。その旨伝えると、「それはCAに言えば問題ない。私たちも機内食を頼んでいるから大丈夫。」とのこと。私はCAさんに座席変更した旨をうまく説明する自信はありませんが、あちらの方は英語でもマレーシア語でも大丈夫でしょうから、CAさんにうまく説明していただけるでしょう。ということで、交渉が成立し、私たちの家族は横一列に座ることができました。

気にしていた機内食ですが、私たちと同じように、座席を変わって座っているお客さんが結構多いようで、CAが機内食を配るのにすごく時間がかかっていました。

機内食の種類が10種類以上あるうえに、乗客が決められた座席に座っていないので、CAさんが機内食を配るのは本当に大変そうでした・・・。JALANAなどのCAさんよりはるかに大変なんじゃないかと思います・・・。

機内食は有料ですが、飲み物付きで18~20リンギット(約600円)程度で、空港で何か食べるよりは安いですし、また時間帯的にも夕食の時間帯なので、行きの便では8割方の方が機内食を頼まれていました。

ちなみに乗客は、日本人が2割程度、あとは東南アジア系の方々(中華系の方が大多数)という感じでした。

家族として窓際の席を1席確保できたので、席を変わりながら窓の外の景色を楽しむことができました。夏の大三角とそれを横切る天の川がきれいに見えました。やっぱり、窮屈でも窓際の席はいいですね。